事業概要
令和5年度事業概要
令和5年度に学園が取組んできた事業の概要は次のとおりです。
1. 第3期中期計画の推進
18歳人口の長期的な減少傾向、卒業生の主な就職先であるアパレル・ファッション産業の長期的な展望、第2期の学園の中期計画期間中における入学者数の推移に鑑み、令和3年度に策定した第3期中期計画を令和5年度に見直しを行った。令和6年度以降も改定後の第3期中期計画に沿い、各学校の教育活動の外部への発信を強化して志願者数の増加を実現し、財務基盤の強化を目指す。
令和5年度に、大学に新たに服飾文化学科を開設したが、実質的に効果的な募集活動の開始が遅れたこと等から、十分な入学者を確保することができなかった。
更に、服飾教育分野における志願者数の減少等に伴い、杉野服飾大学及びドレスメーカー学院の入学者が近年減少傾向であることから、令和6年度より入学定員をそれぞれ90名削減することを決定した。
当学校法人の経常的な収支バランスを示す経常収支差額は、近年支出超過が続いており、繰越収支差額は厳しい状況となっている。そのため、令和6年度~8年度の3か年を「財政改革推進期間」と位置づけ、入学者数の確保に最大の努力を傾注する一方で、業務改善や徹底した経費削減を行う等の方針に基づき、令和6年度予算を編成した。
国の高等教育の修学支援新制度が令和2年4月から開始され、杉野服飾大学、ドレスメーカー学院共に支援対象校として認定されている。令和6年度から機関要件が見直され厳しくなることから、新型コロナ禍の影響など経済的理由で学業が継続できない学生への支援を含めて学生生徒への支援をこれまで通り継続するため、東京都等から情報収集を行った。
また、令和5年度に大学校舎の冷暖房設備の計画的な改修に着手し、教育環境の改善を進めた。
令和5年度に、大学に新たに服飾文化学科を開設したが、実質的に効果的な募集活動の開始が遅れたこと等から、十分な入学者を確保することができなかった。
更に、服飾教育分野における志願者数の減少等に伴い、杉野服飾大学及びドレスメーカー学院の入学者が近年減少傾向であることから、令和6年度より入学定員をそれぞれ90名削減することを決定した。
当学校法人の経常的な収支バランスを示す経常収支差額は、近年支出超過が続いており、繰越収支差額は厳しい状況となっている。そのため、令和6年度~8年度の3か年を「財政改革推進期間」と位置づけ、入学者数の確保に最大の努力を傾注する一方で、業務改善や徹底した経費削減を行う等の方針に基づき、令和6年度予算を編成した。
国の高等教育の修学支援新制度が令和2年4月から開始され、杉野服飾大学、ドレスメーカー学院共に支援対象校として認定されている。令和6年度から機関要件が見直され厳しくなることから、新型コロナ禍の影響など経済的理由で学業が継続できない学生への支援を含めて学生生徒への支援をこれまで通り継続するため、東京都等から情報収集を行った。
また、令和5年度に大学校舎の冷暖房設備の計画的な改修に着手し、教育環境の改善を進めた。
2. 教育活動情報の発信の強化
令和2年度のホームページの刷新に伴いIT媒体による広報活動を拡充してきた。
令和3年度より、大学の各学科のコース・専攻の教育活動の中からITによる発信が望ましい情報を入試広報部の情報発信作業チームに提供するための組織として、学生募集実行委員会を改組し、各学科の適任者によるプロジェクトチームを発足させた。
ドレスメーカー学院についても、各学科の適任者によるプロジェクトチームとして新しい「広報活動委員会」を発足させた。
これらの体制によって、誘導的WEB広告の実施、SNSの有効利用、高校生・留学生を対象とした計画的な広報活動を行って来た。令和5年度は動画配信YouTubeを強化し、また、若者に人気のInstagram、TikTok、などのSNSを駆使し本学の教育情報を毎日発信した。また、高校の進路指導、担任等と双方向でコミュニケーションが取れるWebシステム【SYMPA】を活用して、学校推薦指定校先や入試日程など高校に直接情報を発信してコミュニケーションの強化を図った。
令和3年度より、大学の各学科のコース・専攻の教育活動の中からITによる発信が望ましい情報を入試広報部の情報発信作業チームに提供するための組織として、学生募集実行委員会を改組し、各学科の適任者によるプロジェクトチームを発足させた。
ドレスメーカー学院についても、各学科の適任者によるプロジェクトチームとして新しい「広報活動委員会」を発足させた。
これらの体制によって、誘導的WEB広告の実施、SNSの有効利用、高校生・留学生を対象とした計画的な広報活動を行って来た。令和5年度は動画配信YouTubeを強化し、また、若者に人気のInstagram、TikTok、などのSNSを駆使し本学の教育情報を毎日発信した。また、高校の進路指導、担任等と双方向でコミュニケーションが取れるWebシステム【SYMPA】を活用して、学校推薦指定校先や入試日程など高校に直接情報を発信してコミュニケーションの強化を図った。
3. 認証評価の受審
令和5年度に杉野服飾大学では日本高等教育評価機構による「認証評価」を受審した。これは、学校教育法第109条第2項の規定に沿って、7年間ごとに文部科学大臣の認証を受けた同機構による評価を受けるものである。
具体的な日程は、令和5年6月に「杉野服飾大学 自己点検評価書」「エビデンス集(データ編)」「エビデンス集(資料編)」の必要部数と電子データを日本高等教育評価機構に提出した。その後10月25日~27日に5名の評価員と2名の機構担当者による実地調査が実施された。大学自己点検評価委員会は、令和4年度当初から準備を開始した。この準備機会を活用して評価対象となる「内部質保証」を効果的に実施していく組織体制を改めて整えてきた。具体的には「教学マネジメント機関」の設置である。本学では、内部質保証を担当する委員会は設置せずに「教学マネジメント機関」「大学自己点検評価委員会」を中心に内部質保証の向上を図っていく方針とした。
認証評価の結果、本学は令和6(2024)年4月から令和13(2031)年3月までの間認証を受け、無事認証評価を終了した。
評価結果は、優れた点5点、参考意見1点、改善を要する点2点であった。今回の評価の中心課題であった「内部質保証」については、体制が確立していることが認められた。改善を要する2点は、服飾表現学科及び服飾文化学科の収容定員充足率であり、本学としても課題として捉えていた点であり、改善に向けての最優先課題である。そのほか、大学の「教学マネジメント機関」の規定化については、理事長と学長で規定化に着手した。
「認証評価」から得た多くの知見により、さらに授業改善をはじめ学内改善に努めていきたい。
具体的な日程は、令和5年6月に「杉野服飾大学 自己点検評価書」「エビデンス集(データ編)」「エビデンス集(資料編)」の必要部数と電子データを日本高等教育評価機構に提出した。その後10月25日~27日に5名の評価員と2名の機構担当者による実地調査が実施された。大学自己点検評価委員会は、令和4年度当初から準備を開始した。この準備機会を活用して評価対象となる「内部質保証」を効果的に実施していく組織体制を改めて整えてきた。具体的には「教学マネジメント機関」の設置である。本学では、内部質保証を担当する委員会は設置せずに「教学マネジメント機関」「大学自己点検評価委員会」を中心に内部質保証の向上を図っていく方針とした。
認証評価の結果、本学は令和6(2024)年4月から令和13(2031)年3月までの間認証を受け、無事認証評価を終了した。
評価結果は、優れた点5点、参考意見1点、改善を要する点2点であった。今回の評価の中心課題であった「内部質保証」については、体制が確立していることが認められた。改善を要する2点は、服飾表現学科及び服飾文化学科の収容定員充足率であり、本学としても課題として捉えていた点であり、改善に向けての最優先課題である。そのほか、大学の「教学マネジメント機関」の規定化については、理事長と学長で規定化に着手した。
「認証評価」から得た多くの知見により、さらに授業改善をはじめ学内改善に努めていきたい。
4. 外部評価の実施による授業改善
杉野服飾大学では、学生による授業アンケート、学生との意見交換会等を実施するほか、就職先企業及び卒業生による外部評価を実施している。
令和2年度から新型コロナウイルス禍ということもあり、多くの本学学生を採用していただいている企業数社と現在もアパレルで活躍している各コースからの卒業生数名ずつに依頼し、大学外部授業評価アンケートを行った。アンケート結果を基にコース主任が授業改善案を作り、できることから改善を試みている。また、その内容は自己点検評価委員会でも意見を聞いて今後に役立てホームページにもアップした。令和5年度は令和3年度完成年度を迎えた服飾表現学科の卒業生も就職後1年経つことから服飾表現学科5専攻も加えて実施し授業改善を行った。
令和2年度から新型コロナウイルス禍ということもあり、多くの本学学生を採用していただいている企業数社と現在もアパレルで活躍している各コースからの卒業生数名ずつに依頼し、大学外部授業評価アンケートを行った。アンケート結果を基にコース主任が授業改善案を作り、できることから改善を試みている。また、その内容は自己点検評価委員会でも意見を聞いて今後に役立てホームページにもアップした。令和5年度は令和3年度完成年度を迎えた服飾表現学科の卒業生も就職後1年経つことから服飾表現学科5専攻も加えて実施し授業改善を行った。
5. 杉野服飾大学の教育活動
令和5年4月からは時短でなく今まで通りの時間で平常授業を行った。これにより、コロナ感染症流行前の教育活動状態にすべて回復することとなった。
令和5年度の卒業制作発表会はすべて対面式で行った。一部招待制にしたことから、昨年同様に3月上旬から学習支援しステム「manaba」にて在校生に発信を行った。また、高校生に向けてホームページにも掲載した。
令和5年4月に、服飾文化の伝統や歴史を学び豊かでサスティナブルな未来のファッションの創造を目指す服飾文化学科を開設した。本年度から初年次が始まったが、今後更に設備等を含めた整備を一層充実させる。
更には、今後は若手教員のスキルアップや育成のため積極的に研究を促し、本学の紀要への発表や学会発表を行うように指導する。これらの取組みにより、教員の研究能力の向上を図っていく予定である。令和5年度は、講師や助教の紀要掲載や本学のギャラリーUにおいて若手助手の発表を11月に行った。
令和5年度の卒業制作発表会はすべて対面式で行った。一部招待制にしたことから、昨年同様に3月上旬から学習支援しステム「manaba」にて在校生に発信を行った。また、高校生に向けてホームページにも掲載した。
令和5年4月に、服飾文化の伝統や歴史を学び豊かでサスティナブルな未来のファッションの創造を目指す服飾文化学科を開設した。本年度から初年次が始まったが、今後更に設備等を含めた整備を一層充実させる。
更には、今後は若手教員のスキルアップや育成のため積極的に研究を促し、本学の紀要への発表や学会発表を行うように指導する。これらの取組みにより、教員の研究能力の向上を図っていく予定である。令和5年度は、講師や助教の紀要掲載や本学のギャラリーUにおいて若手助手の発表を11月に行った。
6. ドレスメーカー学院の教育活動
ドレスメーカー学院では、令和5年度も自己点検・評価委員会を中心とした点検・評価を推進した。その一環として11月と12月に「教育課程編成委員会」を、令和6年3月と4月に「学校関係者評価委員会」を開催した。外部評価を受け、改革に取り組み、その内容を公表する。また、令和6年度に第三者評価を控えており、令和5年度の自己点検・評価報告書の提出が必要となる。
また、前年度まで新型コロナ禍で実施を見送っていたドレメセミナーについて、7月23日に再開した。
更に学生や指定校等のテキストとして使用する「Doreme New Pattern Book」を発行した。
また、前年度まで新型コロナ禍で実施を見送っていたドレメセミナーについて、7月23日に再開した。
更に学生や指定校等のテキストとして使用する「Doreme New Pattern Book」を発行した。
7. 杉野幼稚園の幼児教育の推進
杉野幼稚園では、ホームページのブログで園の保育活動を紹介してきたことで本園に興味を持っていただき、問い合わせ数が増えた。また、本年度も未就園児保護者向けの幼稚園フェアなどにも積極的に参加し、広く知ってもらえるよう努めた。
一方、在園児保護者からの口コミで入園を決めた保護者もいるため、更なる保育の質の向上を目指し、職員の園内研修などの充実を図るなど、様々な方法で園児獲得を目指す。また、現在の保護者の要望をリサーチすると、防犯設備強化、エアコン完備や満3歳児保育導入があり、令和6年度から改善できる案件から検討に入りたい。
一方、在園児保護者からの口コミで入園を決めた保護者もいるため、更なる保育の質の向上を目指し、職員の園内研修などの充実を図るなど、様々な方法で園児獲得を目指す。また、現在の保護者の要望をリサーチすると、防犯設備強化、エアコン完備や満3歳児保育導入があり、令和6年度から改善できる案件から検討に入りたい。
8. 杉野服飾大学日中服飾専門課程の教育の推進
中国浙江省寧波市所在の浙江紡織服装職業技術学院(高卒後3年制の服飾専科学校)と合作で同学院に平成22年9月に開設した「杉野服飾大学日中服飾専門課程」は、毎年80名から90名の学生を迎え令和5年9月には、86名が入学し順調に運営されている。
服飾造形など本学が担当する授業については、ここ数年新型コロナウイルス感染症拡大の影響により教員を派遣できなかったが、令和5年度より派遣を開始、6月の卒業制作発表会、10月の入学式には4年ぶりに学長が出席した。
毎年卒業生の10名前後が杉野服飾大学に編入しており、令和5年度は11期生12名が4月に編入学した。引き続き、日中服飾専門課程の教育を推進する。
平成26年度から日中服飾専門課程の学生を招聘して行っている「杉野服飾大学で日本のファッションと文化を見て学ぶ短期研修旅行」は、令和5年度も中止した。
服飾造形など本学が担当する授業については、ここ数年新型コロナウイルス感染症拡大の影響により教員を派遣できなかったが、令和5年度より派遣を開始、6月の卒業制作発表会、10月の入学式には4年ぶりに学長が出席した。
毎年卒業生の10名前後が杉野服飾大学に編入しており、令和5年度は11期生12名が4月に編入学した。引き続き、日中服飾専門課程の教育を推進する。
平成26年度から日中服飾専門課程の学生を招聘して行っている「杉野服飾大学で日本のファッションと文化を見て学ぶ短期研修旅行」は、令和5年度も中止した。
9. 国際交流の推進
コロナ禍前は、ベルギーアントワープ研修旅行をはじめ、パリ・プレタポルテコレクション研修旅行、夏期イギリスの短期留学プログラム、その外ニューヨーク州立ファッション工科大学で学ぶニューヨークファッション研修旅行などを企画し、学生の国際感覚を身につける機会を数多く設けて開催していたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響によりここ3年間中止している。令和5年度も国際情勢など不安定な状況のためすべてのプログラムを中止した。
また、交流協定を締結している中国浙江理工大学との交流については、「杉野服飾大学で日本のファションと文化を見て学ぶ短期研修旅行」を再開して、7月に学生22名、引率教員2名が来日した。また、新たにイタリアの大学や中国の大学から協定締結の申し出があり、令和6年2月にイタリアから2名の代表と、3月には中国から5名の代表団が来校、現在話し合いを進めている。
また、交流協定を締結している中国浙江理工大学との交流については、「杉野服飾大学で日本のファションと文化を見て学ぶ短期研修旅行」を再開して、7月に学生22名、引率教員2名が来日した。また、新たにイタリアの大学や中国の大学から協定締結の申し出があり、令和6年2月にイタリアから2名の代表と、3月には中国から5名の代表団が来校、現在話し合いを進めている。
10. 全国ファッションデザインコンテストの開催
本学園が主催する全国ファッションデザインコンテストは本年度、60回目を迎えた。昨年同様、本審査、ファッションショー、表彰等を10月14日に杉野ホールで実施した。
11. 杉野服飾大学附属図書館の利用サービス拡大
図書館が学外者への利用サービスとして実施している年間登録制度は、これまで元教職員と卒業生を対象としていたが、令和5年度より服飾に興味関心を持ち、探究及び調べ学習をする高校生もサービスの対象とした。この登録制度の対象拡大は、高校生の学修支援と本学入学希望者の獲得、高大連携、本学入学後の円滑な学修支援を目的とするものである。
上記の高校生向け年間登録制度の案内について、図書館ホームページに掲載するとともに、オープンキャンパスや高校訪問時配布用のパンフレットを作成し、入試広報課に配布を依頼した。なお、今年度の高校生の登録者は3名であった。
また、これまで有料であった年間登録制度の登録料・更新料を無料とした(ただし再発行料は有料)。年間登録制度利用者の利用時間は開館時間内、利用範囲は閲覧・複写に限るとしている。
上記の高校生向け年間登録制度の案内について、図書館ホームページに掲載するとともに、オープンキャンパスや高校訪問時配布用のパンフレットを作成し、入試広報課に配布を依頼した。なお、今年度の高校生の登録者は3名であった。
また、これまで有料であった年間登録制度の登録料・更新料を無料とした(ただし再発行料は有料)。年間登録制度利用者の利用時間は開館時間内、利用範囲は閲覧・複写に限るとしている。
12. 杉野学園衣裳博物館企画展・常設展示の開催
衣装博物館では、令和5年4月10日から7月28日まで「2023年度前期展示 色をよそおう ― 黒いドレスを中心に ―」展を開催した。服飾における重要な要素のひとつである色彩に焦点を当てて展示を行う。1階展示室では「黒のよそおい」の代名詞とも言われる「リトル・ブラック・ドレス」を中心とした黒を用いたドレスを、また2階展示室では色鮮やかなドレスを展示し、色による表現の違いを視覚的に体感することを目的とした。
特に、新入生にとって服飾と色との関わりを認識するきっかけとなるよう配慮するとともに、一般見学者にとっても知識を深める内容となることを目指した。
また、令和5年9月19日から令和6年1月29日まで「民族衣装入門」展を開催し、1階にウズベキスタン、インド、グアテマラ、アイヌ、2階にブルガリア、ルーマニアの民族衣装を展示した。本展では、民族衣装の表面的な美しさだけではなく、それぞれの民族における歴史や習俗、宗教などに付随する文化的な要素に着目し、民族服を通して様々な文化的背景の理解を目的とした。
なお、入館に際しては引き続き新型コロナ感染拡大予防の観点から、換気や手指消毒、入館人数の制限などの予防策をとった。
特に、新入生にとって服飾と色との関わりを認識するきっかけとなるよう配慮するとともに、一般見学者にとっても知識を深める内容となることを目指した。
また、令和5年9月19日から令和6年1月29日まで「民族衣装入門」展を開催し、1階にウズベキスタン、インド、グアテマラ、アイヌ、2階にブルガリア、ルーマニアの民族衣装を展示した。本展では、民族衣装の表面的な美しさだけではなく、それぞれの民族における歴史や習俗、宗教などに付随する文化的な要素に着目し、民族服を通して様々な文化的背景の理解を目的とした。
なお、入館に際しては引き続き新型コロナ感染拡大予防の観点から、換気や手指消毒、入館人数の制限などの予防策をとった。
13. 夏期セミナーの再開準備と中学生に対するものづくり教室等の開催
前年度まで新型コロナ禍により中止してきた高校の教員に向けての「夏期セミナー」について、以前からの参加者アンケート意見も取り入れて、本年度の10月までにセミナーで使用する試作によりセミナー内容の充実を図り、DM作成によりホームページ等にも掲裁した。
本セミナーは、令和6年3月1日から受付を開始しており、造形としてバックや装飾技法、ファッションビジネスや服飾史、PCの技術など多岐にわたり講座を展開し、8月5・6日の2日間で行う予定である。
杉野服飾大学が実施してきた目黒区、品川区、大田区の中学生を対象としたものづくり教室「中学生ファッショングッズセミナー」が、令和5年度は新型コロナ禍で中止となった。今後、再開できるように検討する予定である。その他産学連携事業も積極的に検討し行っていく予定である。
本セミナーは、令和6年3月1日から受付を開始しており、造形としてバックや装飾技法、ファッションビジネスや服飾史、PCの技術など多岐にわたり講座を展開し、8月5・6日の2日間で行う予定である。
杉野服飾大学が実施してきた目黒区、品川区、大田区の中学生を対象としたものづくり教室「中学生ファッショングッズセミナー」が、令和5年度は新型コロナ禍で中止となった。今後、再開できるように検討する予定である。その他産学連携事業も積極的に検討し行っていく予定である。
14. ドレスメーカー学院の社会貢献活動
社会貢献活動としては、衣服のリユースでパラスポーツを応援する産経新聞主催の「ふくのわプロジェクト」の協力のもと、リユースの専門家の指導を受けながら回収した古着を学園祭で販売し、その収益金をこのプロジェクトに寄付する活動を平成29年度から行っている。本年度も実施した。
アパレルや繊維関係の企業よりSDG’sの一環として余剰在庫や廃棄素材の提供受け、産学連携授業で制作を実施した。その一部は学園祭「ドレメ祭」や「尾州フェス」にてファッションショーとして発表した。
また、地域交流の一環として品川区、目黒区の小学生を対象に、洋裁を学ぶ「ドレメ・キッズスクール」を7月27日に開催した。
他にも学園総体や財団が取り組む社会貢献事業に参加した。
アパレルや繊維関係の企業よりSDG’sの一環として余剰在庫や廃棄素材の提供受け、産学連携授業で制作を実施した。その一部は学園祭「ドレメ祭」や「尾州フェス」にてファッションショーとして発表した。
また、地域交流の一環として品川区、目黒区の小学生を対象に、洋裁を学ぶ「ドレメ・キッズスクール」を7月27日に開催した。
他にも学園総体や財団が取り組む社会貢献事業に参加した。
15. 目黒商工まつり・目黒リバーサイドフェスティバルへの参加
新型コロナ禍前には、地域交流の一環として目黒商工会議所が主催する目黒商工祭り「目黒リバーサイドフェスティバル」に大学、ドレスメーカー学院が参加して、各校の特色を活かした作品展示やワークショップを行っていた。ここ数年参加を控えていたが、令和5年度は、ドレスメーカー学院ファッションビジネス科がワークショップを行い、大学の学生自治会がボランティアスタッフとして参加し地域交流を深めた。