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財務公開


令和5年度 杉野学園 決算について

令和5年度における本学の決算概要は、以下のとおりです。

1 資金収入・資金支出

「資金収支計算書」は、当該会計年度の諸活動に対応するすべての収入及び支出の内容と、当該会計年度における支払資金の収入及び支出の顛末を明らかにしたものです。この計算書の特徴として、資金収支調整勘定があります。当該年度に係る収入や支出を前年度以前に受入れ又は支払ったもの、並びに翌年度以降に受入れ又は支払うものについて調整勘定を用いて修正を行い、支払資金の顛末を明らかにしています。
資金収入合計は、収益事業からの繰入れ5,000万円を含めて15億8,222万円となり、予算を3,616万円下回りました。
資金支出合計は17億8,370万円となり、予算を2億6,666万円下回りました。これは、人件費、教育研究費、管理経費をはじめとして執行抑制を努力した結果、主要な科目で予算額を下回った結果です。
この結果、翌年度繰越支払資金について、前年度より減少したものの2億3,891万円を翌年度に繰り越すことができました。

2 「学校会計」と「企業会計」の違いについて

「学校会計」と「企業会計」との両者の違いとして、会計の目的が異なります。「企業会計」の目的が、会計によって収益と費用を正しくとらえて営業年度の正しい損益を計算し、あわせて企業の財政状態、すなわち資産、負債及び資本の状況を利害関係者に開示することにあります。一方「学校会計」は、その収入の多くを学生生徒からの納付金や国や地方公共団体からの補助金で構成されていることに特色があります。極めて、公共性の高い公益法人であるため、企業のように利潤追求が目的ではなく、収支の均衡のバランスと財政の状況を正しくとらえ、法人の永続的発展に役立てること、引いては、学校経営における教育研究活動の健全性を財務面から測定して公表する点にあります。

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